来週木曜日、詩人・翻訳家の高田怜央さんと、本屋B&Bさんにてトークイベントを行います。
"歌人・小説家、川野芽生さんによる初の長篇小説『奇病庭園』(文藝春秋)が今年8月に上梓されました。川野さんは大学院で比較文学を専攻し、J.R.R. トールキンの作品を中心としたファンタジーや翻訳論などを専門とする研究者でもあります。幻想世界を舞台にした作品を執筆するとき、著者は「架空の言語からの翻訳」として文体を構築していると語ります。
また、詩人、高田怜央さんの第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)が同月に刊行されました。本作は、英語の原詩と著者自身による日本語訳を併録した「英日バイリンガル詩集」というめずらしい形式です。高田さんは、今年公開の映画『PERFECT DAYS』の翻訳者としても活動しており、二つの言語を行き来する日々を送っています。
翻訳について考えながら、翻訳的な手法を実作に取り入れているという共通点を持つ二人。今回は、「言葉の越境」をテーマに、普段の詩歌や物語のつくり方についてトークします。"
『奇病庭園』『SAPERE ROMNTIKA』W刊行記念トークイベント、やっぱり聴けばよかったな〜逃したな〜と思っている方に朗報なのですが、見逃し配信あります。今から購入できます。
"翻訳とは、複数の世界を行き来する魔法のこと。これは、言語間だけにとどまりません。英語や日本語、文語や口語の越境のみならず、ジャンル(詩/短歌/小説/エッセイ)の越境、ファンタジー世界と現実世界の越境、経験と想像の越境などがあります。
友人同士ならではの縦横無尽な語らいを、どうぞお見逃しなく。"