来週木曜日、詩人・翻訳家の高田怜央さんと、本屋B&Bさんにてトークイベントを行います。

"歌人・小説家、川野芽生さんによる初の長篇小説『奇病庭園』(文藝春秋)が今年8月に上梓されました。川野さんは大学院で比較文学を専攻し、J.R.R. トールキンの作品を中心としたファンタジーや翻訳論などを専門とする研究者でもあります。幻想世界を舞台にした作品を執筆するとき、著者は「架空の言語からの翻訳」として文体を構築していると語ります。

また、詩人、高田怜央さんの第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)が同月に刊行されました。本作は、英語の原詩と著者自身による日本語訳を併録した「英日バイリンガル詩集」というめずらしい形式です。高田さんは、今年公開の映画『PERFECT DAYS』の翻訳者としても活動しており、二つの言語を行き来する日々を送っています。

翻訳について考えながら、翻訳的な手法を実作に取り入れているという共通点を持つ二人。今回は、「言葉の越境」をテーマに、普段の詩歌や物語のつくり方についてトークします。"

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"翻訳とは、複数の世界を行き来する魔法のこと。これは、言語間だけにとどまりません。英語や日本語、文語や口語の越境のみならず、ジャンル(詩/短歌/小説/エッセイ)の越境、ファンタジー世界と現実世界の越境、経験と想像の越境などがあります。

友人同士ならではの縦横無尽な語らいを、どうぞお見逃しなく。"

【10/12 本屋B&Bトークイベント】

"※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
※【特典+サイン入り書籍つき配信参加】のチケット、もしくはイベント当日に会場で本をご購入くださった方には、川野芽生さんと高田怜央さんの詩を載せたペーパーをお付けします。"

特典は高田さんとわたし、それぞれの書き下ろし詩作品一篇ずつ(英日両バージョン)が載ったペーパーです。
冒頭だけちょっとお見せしますね。
ちなみにわたしが詩を発表する機会は今のところ滅多にないです。

高校までは詩も書いていたのですが、大学に入り短歌にはまるとともに詩作からは遠ざかり、先日怜央さんと永井玲衣さんのトークイベントを聞いた後で何となく書きたくなって書いた詩を怜央さんに送りつけたら「え、すごくいいよ!」とたいへん褒めてくれたので今回新たに詩を書いてペーパーに載せるという蛮勇に至りました。

『奇病庭園』『SAPERE ROMNTIKA』W刊行記念トークイベント、やっぱり聴けばよかったな〜逃したな〜と思っている方に朗報なのですが、見逃し配信あります。今から購入できます。

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