恒川光太郎『竜が最後に帰る場所』

短篇集。何はともあれ「夜行の冬」がすんごい。一言でいうとパラレルワールドになるのだけど、世界観が独特。錫杖もった赤い服のガイドさんに連れられて夜な夜な「お隣」へ移動って。想像を掻き立てられるオチも含めて、秀逸すぎる短篇でした。収録作では他に「鸚鵡幻想曲」が好き。前半と後半で全然ちがう展開になっていくけど。

藤野可織『爪と目』

表題作は芥川賞受賞作。死んだ母の代わりに父は元浮気相手の「あなた」と再婚する。「見えるもの」「見たいもの」「見られたいもの」様々な目線と、それらをひっかくように傷つけていく出来事。二人称なのか、一人称なのか。回想なのか、現在進行系なのか。不可思議な文体で書き進められた、不気味なブンガク。

コロナ陽性で自宅療養中。幸い、熱も咳も大したことないので、読書がはかどっている。

光媒の花 / 道尾秀介

遠景どうしがうっすらと繋がり合う犯罪の連鎖をそれぞれの視点で描いた連作短編集。ひとつひとつのストーリーが独立して楽しめつつ、前の話とどこが繋がるのかと探しながら読むのも面白かった。
#読書

地獄のハイウェイ / ロジャー・ゼラズニイ

絶版本。核戦争によって崩壊した未来。カリフォルニアのならず者ヘル・タナーは、これまでの全犯罪の赦免と引き換えに、ペストで苦しむボストンまで武装車で血清を届ける仕事を請け負う。襲いくるモンスター、天変地異、ギャングたち。迎え撃つ火炎放射、ミサイル、手榴弾。男のロマンあふれる世界観で疾走するSF西部劇。もともと中編だったものにいくつかエピソードを足しているらしく、唐突すぎたり蛇足だったりする箇所が気になった。

ロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』を読みながら蜜柑を食べていたら、一粒ごとに果汁でむせて地獄を見ている

そろそろ口内炎の画期的な治療薬が開発されても良い頃だと思うのですが…!

一万円選書の話で盛り上がっているTLを眺めながら自分なら何を選ぶか3周ぐらい考えた挙げ句、これ一冊で投了。

山尾悠子作品集成 amzn.asia/d/4eo5gLH

ついにTwitterをアンインストールした。SNSはマストドンだけで充分になった。

海鳥言語 さんがブースト

世界標準になったコンピュータヴォイスアシスタントの声の材料を提供した奥さんに先立たれた男性の悲劇的な独白という短編あったよね。どこで読んだんだっけな。世界中どこへ行っても亡き妻の声が聴こえてくるってやつ

今更ながらvivaldyなるブラウザの存在を知り、快適さに感激しまくる朝。おはようございます

比嘉姉妹シリーズ。眠るたびに悪夢にうなされ、正体不明の怪異に襲われる「僕」と友人たち……というホラー・サスペンスな入りから始まって、ぐるんぐるん世界が入れ替わって、構成も二転三転四転五転して、いま現実を読んでいるのか夢を読んでいるのか分からなくなってくる。読み終わった今も、まだこのお話は終わっていないんじゃないか、と思ってしまっている。冒頭のショッキングすぎるスプラッタで一度本を閉じてしまったけれど、そのあとは一気読み。楽しかったー。

そうか、今日は祝日か。
と気づく、出勤中の昼休み。

ねぼったー。
マストドンやってると英語勉強したくなるなあ。まったくわからんわけでもないけど、使いこなせてもいない中途半端さんなので…

お お坊ちゃん
は 白昼夢はいかがでしょう
よ よく冷えてますよ
う 売って差し上げましょう

誰もいない部屋で一人聴いていたインストミュージック。突然イヤホンから流れる音が消える。なんだ?と油断したところへ「ぱらっぱっぱ〜」と陽気に歌うアカペラ。死ぬほどビビる。

Fedibirdをメインに、色々と併用していくのが一番良さそうだ。

なんかじわじわとホーム画面が居心地よくなってきたぞぅ

なるほど、エゴサもできないのかー!それは精神衛生上とてもよいですね。

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