キューブリックの『シャイニング』でエレベータードアから溢れてくる赤黒い大量の液体も、その系譜の中にあって、この種の事物は、生命と単なる事物、液体の中間のような地位を占める。
シャイニング 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=uCfzgiULudY
こういう液体やテクスチャーフェチを喚起するオブジェクトってモデラー感覚も刺激するから、クローネンバーグとかとも相性がいいし、ある時期までは漫画家の参照項だった。
たとえばクライブ・パーカーの『ヘルレイザー』(1987)は、遊戯王の千年パズルとかベルセルクのゴッドハンド(登場シチュとキャラデザの系統)の参照源になっている。
ホラー映画「ヘル・レイザー〈4K〉」予告編 https://www.youtube.com/watch?v=qvCppkhgAsg