ゲームシステムやルールを出し抜くモメント(二択に対して答えないという正解などなど)が目立つ。こういうのを数ページでさくっと持ち込むのがうまく、凡百のデスゲーム作品と比べるときに光る。
ちょうど近藤銀河インタビューで、ゲームプレイのクィア的特性は、ルールの中で抵抗したり従ったりすることの意識化のフェイズだ、という指摘があって面白かったが、こういう認識と富樫の巧みさをつなげる読解があってもいいなと思った。 https://www.cinra.net/article/202406-feministgame_gtmnm
ゲームが不可避に能力主義的になる、という指摘もバトル様式のエンタメに敷衍できるものだなあ