@wak 悪役令嬢ものの一つの拠点は韓国ウェブトゥーンですが、韓国ドラマ掘ってる人から話を聞くと、韓国ウェブトゥーンはかなり韓国ドラマと重なるエリアらしい。
なお、日本ウェブ小説と韓国ウェブ小説/ウェブトゥーンは、どっちが先行しているとも言えない感じがあります。今だとウェブトゥーン意識してる小説も漫画も多そう。
@ttt_cellule なるほど…。自分はなろうやカクヨムなどのプラットフォームで作品を読んでいますが、プラットフォームの中の流行り廃りはある程度分かる反面、別のプラットフォームやメディアの作品…韓国ウェブトゥーンなり韓国ドラマなりとの影響関係が見えにくいんですよね。
例えば、悪役令嬢ものというジャンルについて、そうしたプラットフォームやメディアを横断的に捉えて論じた文章ってあったりするんでしょうか?
@wak だいたいこのへんがウェブトゥーンの有名どころかな。私はこの2割ぐらいしか読んでないけど。
https://twitter.com/emiry_oinari/status/1681624428839604226?s=46&t=5mSltbi1UVoy9J3RPXDKUQ
日韓コンテンツ比較の記事は見たことないですね。あったら教えてほしい。もう自分でやるしかないかな〜となってますね。
少し前に文フリで韓国ウェブトゥーンの方だけなら考察本が出たんですが、入手し損なってる。
https://c.bunfree.net/p/osaka10/24285
私はなろう冒険者ものにラグナロクオンラインの影響力はでかいと見てますが、「韓国コンテンツだから00年代には強調されなかった」と疑ってますね
@wak 「魔王側の方があったかいし人間味あるのでこっちに付きますー」系も多い。「王族の勇者召喚で異世界にきましたが王族たちクソすぎ」とかもよくある展開。このへんは、もとはJRPGの勇者魔王対立を反転させたのが基礎かな。
あとは「とりあえず便利な悪役として魔族を置く」作劇が多い。
@ttt_cellule あー。クラスごと勇者として召喚するけど、実は王族がクソすぎるみたいな展開はたまに見ますね。JRPGの勇者魔王対立を反転させたのが基礎というのは、その通りだと思います。
ただ、そういう展開が多すぎてもはや勇者が正義だと読者も信じていないというか、『ライブ・ア・ライブ』の中世編のようなアンチJRPG的な緊張感がもはや産まれないのが個人的に残念な気がしますね。本当は勇者よりも魔王が親しみやすいのは、意外性と衝撃があってしかるべきなのに。
すみません、明日は仕事で朝五時起きなので、この辺で締めさせていただきます。なろう小説の話を思いっきりできて、とても楽しかったです。どうもありがとうございます(@・wk・)
@wak クラス転移王族クソ展開は『ありふれた職業』あたりが初期のケースかな。勇者はいまでは実質噛ませ犬ですね。それこそありふれの勇者が酷い目に遭いまくる扱いだった…。
5時起き大変すぎる。お休みください〜
@wak 現在の魔王はダークな何かというよりは、ヤクザのバリエーションっすね
@ttt_cellule ですね。あと、冒険者以外だと、JRPGの勇者と勇者パーティー、魔王概念が根強く残ってるのが個人的に面白いです。JRPGとMMORPGの要素が混在して、勇者が魔王を倒しにいくJRPG的な「主人公」の話と、勇者ではないけれど冒険者として段々のし上がっていく MMORPG的な要素が共存している。
異世界ものの平均読者は青少年よりは中年が多いんじゃないかという話もありますが、ある意味では自分の人生の主役から少し降りた年齢である中年にとって、勇者よりもこつこつとダンジョンに働きに行く冒険者の方が自己投影しやすい。その場合、むしろ勇者は自己投影ではなく、自分が失った、もしくは最初から持っていなかった可能性の投影先になる。そういうある意味では中年の屈託の結果、誰も意図しないのに勇者と冒険者という異なる枠組みが残っているのかもなと。