歴史ものか、統治&経営ものか、家庭小説もの(婚姻による家と家のつながりや嫁ぎ先との関係構築、あるいはその逆としての嫁ぎ先の毒親ぶりについての憎悪を晴らす路線など)の一群がまずあって、他方でダンジョンやバトルなどのゲームプレイに準拠する一群があり、前者では結局統治層や強者への迎合・服従が(マイルド化されつつも)進行する。
もう一方のゲームドリブン要素はそれをある程度散らし、ほぐすはたらきをするが、万能というわけでもない。
両方をうまく折衷したのが『転生王女と天才令嬢』だったが…(王女なのに冒険者活動したり、ゆくゆくは代議制に移行させるとか、ちょいちょい設計がうまい)。
鬼滅の遊郭編のドロドロした兄妹の過去や愛憎や、呪術廻戦の禪院真希による禪院家の皆殺し展開とかが、悪役令嬢ものの憎悪と攻撃性の上位版だとみなしていた(ポテンシャルが上書きされてるってほどの左差は無いけどこっちの方が強い)。
進撃の巨人がヒットした後でジャンプで起きた「富樫と荒木飛呂彦以降の成果の再定義と再編」が、すでにポストなろうなんだよなーとなる。