あとはこのジェーン・オースティン関連論文。ちょいミソジニー入ってる文章だが。
"スパックスはゴシップの魅力を次のように締めくくっている, 「ゴシップが力を持つのは, 他者の経験を想像的に所有することを通じて得られる, 支配するという幻想によってである」。"
岡本昌雄「たかがゴシップされどゴシップ ゴシップという「真理」」(2011)
ジェーンオースティンわかるマンたち、もとい「ジェイナイト」についてのこんな文章があっって面白かった。近過去の日本だと24年組を語る男性のマンスプレイングが似た事例として想起されそう。
キップリング「ジェイナイトたち」の邦訳を探している途中でみつけたが、これは結局訳されてなさそう。
新井潤美「Janeitesの功罪 : ジェイン・オースティン受容についての考察」(2020)
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050851497140021120
この新井って、オースティン『マンスフィールド・パーク』の解説でポストコロニアルスタディーズ的読解を嘲笑ってTwitterで晒されてた訳者の一人か。
著作タイトルがいかにもなラインナップ。講談社学術文庫とか新潮選書が手がけているような、英国貴族を羨望する保守言説群(小林章夫とか宇野重規も含む)の一つなんだろうな。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=1127258
Spacksの本は1985だった