すべて聞き終えてから最後に付された当時のニュース映画みたいな映像が挿入されるのだが、講義の後だと、そのナレーションかいかに操作的なのかがわかるようになっている(コメントを明示してないが配置でそういう意図だとわかる)。
現代の「ナチュラルな機動隊側同一化、学生運動腐し」とほとんど同じ調子がすでに実現しているのも、今だとよくわかる。
見田ゼミや新聞研の末裔であるストーリーを強調してたので(その分、東大インサイダープライドを突いて説得する技法でもありそう)、吉見が「東大における批判的知性」の看板の面があるのかと。
クリスティン・ロスの使い方もなるほどという感じだった。
東大インサイダープライドを刺激することで説得する手でもあるんだろうけど、同時に不快になる人も出るとみた。
あと、学生側、大学学、与党、報道に「暗黙にパターナリズム問題が入る」が隠し主題だと思う(明示されていないが節々で見える)。