マイ相② 抱かれたいざわと抱きたいひざし
「ショーちゃん踏んでますよ。」
「足が長くて悪いね。」
本から目を逸らさず、足の甲をくすぐるように相澤の右足が揺れる。
そのままずるずると体重を俺にかけ出して。
おやおや?これは??
「重いんですけどぉ。」
「だろうな。」
「甘えたちゃんモード?」
「べつに。」
スマホをサイドテーブルに置き抱きしめてみればデカい猫ちゃんは俺の首にスリスリと頭を擦り付けてきた。
「んふ、俺もそーいう気分。」
「なんも言ってない。」
「えぇ〜、言ってんじゃん。体全部で抱いてって甘えてきてんのにぃ。」
「してない。」
そんな可愛げゼロなこと言いつつ、お前は読みかけの本を閉じて俺に預けんの。
お前からの不器用な誘い方、ケッコー好きよ。
終
ドネコ相澤の抱いて♡ムーブ選手権に参加したくて書きました。
もっとどすけべな相澤君に昇華させて出直します。押忍!