教養の再生のためにhttps://honto.jp/netstore/pd-book_02521690.html
“「逆アウシュヴィッツ」から抜け出ることは精神的につらいことです。しかしそうでなければ、この現代という時代、つまりすでにロマン・ロランの時代、あるいはトーマス・マンの時代からなされていた警告が、まったく無意味なままに、あたりまえのように戦争が続いて行く、そういう時代に歯止めをかけることはできないのです。そのときに、わずかな精神の自由やみずからの個人的な良心を守るだけでは、もはや済まされない、そういうことが、現代の教養に問われていることだと私は思います。”
現代の教養とは何か──徐京植