『徐京植 回想と対話』
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徐は「『日本人としての責任』をめぐって――半難民の位置から」にこう書いている。「日本国民の皆さん、自分はたまたま日本に生まれただけであって「日本人」であるつもりはないとか、自分は「在日日本人」に過ぎないとか、どうかそんな軽口は叩かないでいただきたい。あなた方が長年の植民地支配によってもたらされた既得権と日常生活における「国民」としての特権を法規し、今すぐパスポートを引き裂いて自発的難民となる気概を示したときだけ、その言葉は真剣に受け取られるだろう。そうでないかぎり、「他者」はあなた方を「日本人」と名指し続けるのである」。