『徐京植 回想と対話』
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徐は「『日本人としての責任』をめぐって――半難民の位置から」にこう書いている。「日本国民の皆さん、自分はたまたま日本に生まれただけであって「日本人」であるつもりはないとか、自分は「在日日本人」に過ぎないとか、どうかそんな軽口は叩かないでいただきたい。あなた方が長年の植民地支配によってもたらされた既得権と日常生活における「国民」としての特権を法規し、今すぐパスポートを引き裂いて自発的難民となる気概を示したときだけ、その言葉は真剣に受け取られるだろう。そうでないかぎり、「他者」はあなた方を「日本人」と名指し続けるのである」。

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 “何よりも深刻さを示しているのが、この藤田さえもが「頽落」してしまったことであろう。鶴見俊輔は「慰安婦」とされた女性への兵士の「愛」を語った。早尾貴紀の「序文」によると、これを批判した川本隆史に対し「即座に鶴見の盟友でもある藤田省三氏が同誌上で鶴見を支持し、川本さんに対し感情露わに「激怒」を示したことがあった。藤田氏は川本さんにとっても徐さんにとっても恩師であり、また鶴見俊輔と並んで戦後民主主義を代表する思想家である」。”

 “リベラルとされた知識人などが事実上日本政府による公式謝罪と公式賠償を避けるための組織であるアジア女性基金に加わってしまうなど、「慰安婦」問題は戦後民主主義、あるいは日本の「リベラル」の限界を炙り出すものとなってしまったかのようだ。”
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