[徐京植コラム]「数」で語るな、個々の痛みを語れhttps://japan.hani.co.kr/arti/opinion/46076.html
“では、私たちは、「もうたくさんだ!」という叫びを、どのように言葉や形に表すことができるのか、いかにしてその叫びを「神」や「為政者」に届けることができるのか? これが現在突きつけられている重大な問いであり、あえて言えば芸術的挑戦でもある。実は人類はずっとこの問いを突きつけられてきた。特に第二次世界大戦の終焉と核戦争の危機に覆われた東西冷戦の時代には。だからこそ、それらの時代に、平和運動の思想は世界各地で深化した。人類はこの問いに答えることができたとは思わないが、少なくとも問いそのものの重要性については認識が共有されつつあった。だが現在は、それらの問いと理想は打ち捨てられ、「死のイデオロギー」が再び世界を覆いつつある。”