“重要であるのは、西洋における他者蔑視の表象である〈野蛮の言説〉をヒトラー個人に還元せず、西洋植民地主義の明白な帰結のうちにヒトラーの思想をも位置付けることです。そのことを確認すべく、飽くことなくエメ・セゼールの『植民地主義論』(一九五五年)の次の言葉を引用しておきます。
「ヒトラーか? ローゼンベルクか? いや、ルナンだ」。”
第一一講 ナチズムの論理と実践
植民地主義からホロコーストへ
野蛮の言説
(春陽堂ライブラリー 2)
著者: 中村隆之https://www.shunyodo.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000000692
『国家と犠牲』を読んでいるとルナン『国民とは何か』が出てくるのでこれを読み返したくなっている。哀悼の共同体が誰を排除するのか。レイシズムに基づく植民地主義。
QT: https://fedibird.com/@takako3599/111522862243130916 [参照]
続きを読んでいる。モッセ『英霊』が出てきた。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480510785/