https://mainichi.jp/articles/20230413/k00/00m/010/074000c
“15年、米国の連邦最高裁判所で同性婚を認める判決が下りました。同じ年、日本では東京都渋谷区で同性パートナーシップ条例ができました。
米国ではそれまで同性婚に反対していた層が、攻撃対象を同性婚からトランスジェンダーに変更し、激しいバッシングを始めました。しかも「体は男性のままのトランス女性が女子トイレや女子更衣室に入ってもいいのか」などと、トランス女性が実際に置かれている状況から大きくかけ離れている事例で人々を怖がらせ、共感を集めようとしたのです。
日本で、男女共同参画に反対するのに「男女同室着替えになってもいいのか」とか、選択的夫婦別姓に反対するのに「子どもがいじめられてもいいのか」などと現実離れした極端な例を引き合いに出し、「こんなことになったら困るだろ」と不安をあおるのと同じ手法です。”