(続き)
「お酒」に関して言えば、僕の家族で酒好きは「兄だけ」。僕も6年前から一滴も飲んでいない。
菊池さんのマンガでも描かれているけど「男が集まれば酒」「酒を飲んでこそ男」というのが僕は◯ぬほど嫌い。「男の世界」がとにかく苦手で「何で男なんかに生まれてきたんだ」と今でも思う。「男のくせに」と男性からも女性からも言われてきた。
就職しても「男の職場」では完全に浮き。「お前はそれでも男か?」「オ◯マなんか」とやられて居られなくなる。反対に女性の多い職場を選ぶと「男性が何で?」と不採用になる。「男か女か」という二者択一の中で、ノンバイナリーは浮いてしまう。
(続く)
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僕の知る「男の世界」は常にお酒が出てくる。飲みの席でもないのにいきなり缶ビールを渡される。僕は飲みたくないけど、周りの男たちは「あざっす」と喜んでビールを飲む。僕は仕方なく「苦い…」と思いながら口を付ける。そして「もっとぐいっと飲めや!」とやられる。
それは宗教団体の「レクリエーション」でも同じで、いきなり缶チューハイを渡されたり、ビールを注いだグラスを渡されたりする。「支部長」を含めた男たちは「酒が飲めるぞー!」でテンションを上げ、この場を盛り上げたい「親たち」がいて、僕を含めた「◯んだ顔をした2世・3世」がいる。
(続く)