【最近読んだマンガ】

菊池真理子さんの『酔うと化け物になる父がつらい』と『依存症ってなんですか?』を読んだ。
『「神様」のいる家で育ちました』や『食べるの怖いな』も「宗教2世」で「太るのを気にする(でもすぐ太る)」も共感したけど、『酔うと化け物になる父がつらい』も読んでていたたまれない気持ちになった。
とはいっても、僕の父は「吞んだくれ」ではなく「真面目が服を来ている」様な人で、タバコは吸うけど遊びは一切しなかった。お酒も弱いので、すぐ顔を真っ赤にして眠り込んだ。

「仕事をする以外何も無い人だった」
(続く)

(続き)
ウチは菊池さんと同じく自営業だった。僕が子どもの頃、父は「盆と正月以外はずっと働いていた」。仕事は出来るがそれ以外の事は何も「出来ない」人だった。「職人」ではあったけど「商売人」ではなかったので、儲けるという考えが無く、家は貧しかった。親の愛情を知らないので、自分の子どもにどう接していいのかも分からなかった。悲しい事に、母親も親の愛情を知らないので、宗教にのめり込む事が「子どもの為」だと思っていた(他にも「霊感療法」「無縁仏供養」「実践倫理宏正会」に手を出した事もある)。
(続く)

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「お酒」に関して言えば、僕の家族で酒好きは「兄だけ」。僕も6年前から一滴も飲んでいない。
菊池さんのマンガでも描かれているけど「男が集まれば酒」「酒を飲んでこそ男」というのが僕は◯ぬほど嫌い。「男の世界」がとにかく苦手で「何で男なんかに生まれてきたんだ」と今でも思う。「男のくせに」と男性からも女性からも言われてきた。
就職しても「男の職場」では完全に浮き。「お前はそれでも男か?」「オ◯マなんか」とやられて居られなくなる。反対に女性の多い職場を選ぶと「男性が何で?」と不採用になる。「男か女か」という二者択一の中で、ノンバイナリーは浮いてしまう。
(続く)

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僕の知る「男の世界」は常にお酒が出てくる。飲みの席でもないのにいきなり缶ビールを渡される。僕は飲みたくないけど、周りの男たちは「あざっす」と喜んでビールを飲む。僕は仕方なく「苦い…」と思いながら口を付ける。そして「もっとぐいっと飲めや!」とやられる。
それは宗教団体の「レクリエーション」でも同じで、いきなり缶チューハイを渡されたり、ビールを注いだグラスを渡されたりする。「支部長」を含めた男たちは「酒が飲めるぞー!」でテンションを上げ、この場を盛り上げたい「親たち」がいて、僕を含めた「◯んだ顔をした2世・3世」がいる。
(続く)

(続き)
「支部長」を含めた男たちは「酒を飲む口実」が欲しくて「親睦会」をやりたがる。それの何が「宗教」なのかと僕は思う。「委員長」などの上の人間に媚びへつらう会員もいるし「こいつら終わってんな」と思う。

閑話休題。僕が「6年前に酒をやめた(元々飲まないのだけど)」のは、就労移行支援施設で仲良くなった男性の「飲み方がヤバい」のが原因だった。ペースが異常に早く、しかも「酒癖が非常に悪い」。僕と違って「誰とでもしゃべれる」のに、何で「友達がいない」って言うのだろう? と思っていた。きっとこれが問題としてあるのかもしれない。(続く)

(続く)
そいつと縁を切る前夜、そいつはいつもの如く大量の酒を一気に流し込み泥酔。そして、僕をカラオケの一室に「閉じ込めて」何時間も「俺たち友達だろ?」みたいな事を言って絡んできた。トイレにすら行かせてもらえなかった。僕はその時「飲んでいない」ので覚えているが、そいつは「酔っていた」から何も覚えていない。それどころか、あの日のことを「悪い」とすら思っていない。だから僕は着信拒否にして縁を切った。本人は今でも「訳がわからない」と思う。
(続く)

(続き)
父は下戸だったし、僕も飲むとしんどくなるタイプなので飲まない。
お酒を飲む事は全く否定しないけど「飲ませようとする」のは本当にやめてほしい。
あと、『依存症ってなんですか?』のところで「お酒が原因で人間関係が壊れた事があるなら依存症を疑った方がいい」と書かれてあった(お笑い芸人が2人程頭に浮かんだ)。

『酔うと化け物になる父がつらい』だけでは「救いが無さすぎる」と思うので『依存症ってなんですか?」と一緒に読む事をおすすめします。
(終わり)

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