先月のスナック社会科でも話に出た小川さやか著『チョンキンマンション(重慶大厦)のボスは知っている』を再読中。宇野常寛氏の『庭の話』でも大事なとこで引用されています。
shunjusha.co.jp/book/978439333

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主に香港にいるタンザニアの人たちのインフォーマル経済のネットワークについて書かれたものだけど、ゆるい感じの組合も運営していて、そこにはセックスワーカーの女性もヤミで働く難民も出所して働く人もいて「そこで働いているタンザニアの人」ということだけが加入要件な感じがとても良い。

外国人居留地に中華街が出来ていって、互助組織も作られていって、という歴史にも似たとこあるかも。
包摂的なのは「優しさ」からではなく「厳しさ」から生まれているからなのだと思う。

『庭の話』で、宇野さんが共組的なものを「正解」にしてしまうのは良くないのではというようなことを書いてて(存在や役割を否定しているわけではなく)、それは日本の共組的なものが包摂するもの、包摂することで排除してしまうものに対しての視線があるからなのだけど、そのへんを解決するヒントはあるなと思う。

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