差別について 長いので蓋
ある属性を人種化して差別を正当化するということがトランスジェンダーに(も)向けられているということで、「なぜフェミニストの中でそれが…」というのもフェミニストに限らず、"ある属性を人種化して差別を正当化する"ということがどこにも起きうるということでしかないんだろうなと。
"ある属性を人種化して差別を正当化する"の最たるものはかつての植民地支配であり、ホロコーストやポグロムであり、今のイスラエルにも引き継がれている。けれども同じことが女性だけでなくトランスジェンダーやクィアや障害者にも向けられている。だから世界のマイノリティたちがパレスチナに連帯するのも当然と言える。
誰にも差別心はあるのだからそこに向き合おう、と思ってきたのだけど、その差別心との向き合いは"ある属性を人種化して差別を正当化"してきた歴史と近代の発展がワンセットというかいま自分が立つ地平にも地続きであることを解いていくことでもあったのだなあと思う。これは道徳や良心や善意みたいなものでどうにかなるものではなく、学ばないと辿り着けない。
これをレイシズムというのかー、と改めて思って、やっと自分もその学ぶ端緒に立てた気がする。
差別について 長いので蓋
ここで始めの投稿に戻ると、"ある属性を人種化して差別を正当化する"事で発展してきた近代資本主義(≒人種資本主義)は欲望の話でもあるなと思う。欲望を叶えるために「人種化による差別(レイシズム)」が作られた。これを「かつてキリスト教が〜」で片付ける論考も見られるのだけど、キリスト教もだいぶ加担(あるときは主犯)しているのだけど、それだけで世界にはびこり今もターゲットを変えながら続いているレイシズムを解いて行くには無理ある。それこそ何かを悪魔化して分かった気になってしまうだけで何の解決にもならない。
欲望自体は悪いことではないし、三大欲求に例えるまでもなく無いと生きていけないエネルギーでもある。誰にもある差別心が欲望と繋がると(欲望に含まれているから?)発露してしまう。欲望は食欲→食べ物のようにいつでも対象を欲する。その「あなたの欲望はどこから?」ということが次のテーマというか課題になるのかな。
結論は出ないので二度寝します。
差別について 長いので蓋
叶えられない(叶えたい)欲望と消したい不安が合わさると最悪なことになるね。これが集まると安易なターゲットを作って解消しようとする。
家父長制の問題もその被害に遭う女性だけではなく、家父になれない男性の問題も内包している。そして家や家父というものが男性・女性という性の二分化をとことん求める。この辺の欲望もな~。
きりがない、けど、きりはどこかにある(気がする)。