稲田俊輔『おいしいものでできている』ポジネガ両方ある感想
おそらく、祖母の影響が大きかったと語るように「自分は女性を尊敬している」という意識がすごいあって、ポテサラの項を読む感じそれなりにジェンダー観についても同年代の男性と比較すれば気をつけておられる方で、それでもまろび出てしまうものがある、という感じなんだろうなと思う。だから露骨な悪意!蔑視!という感じのものに比べればそんなに嫌な気持ちなく読めたと思う。
長らくプロ料理人の世界は男性、家庭料理の世界は女性に比重が寄ってたことを考えると、でっかいねじれを直していく過程のすごく小さな一部のような気もする。