tw***er では全角文字は二文字分に数えられていたが,mastodon では全角文字を一文字に数えるので,日本語で書いているとひどく得をした気分になる.英語やドイツ語は二文字で表せる単語はごく限られているが,日本語では漢字二文字で表せる単語は山のようにある.四文字熟語だって,たったの四文字しか使わないで書ける.
一方,mathstodon.xyz での\(\LaTeX\) では,コードの一文字づつを (数式の boundary も含めて) 一文字と数えるので,ひどく字数を食ってしまう.\( X=\{u\in\mathcal{P}(\omega):\,s\subseteq u\}\) と書くだけで,49文字も必要になってしまう.これは,utfl-8 で typeset すると,𝑋 = {𝑢 ∈ 𝓟(ω) : 𝑠 ⊆ u} と22文字ですむ.
ドイツ語だと,Rindfleischetikettierungsüberwachungsaufgabenübertragungsgesetz は63文字だが,これを日本語に翻訳すると, 「牛肉印証監視監査業務代行法」 と,たったの13文字である.
僕の持っているドイツ語の冗談辞典 (Duden, Unnützes Sprach-wissen) では,公文書に表れた一番長いドイツ語の単語は,
Grundstücksverkehrsgenehmigungszuständigkeitsübertragungsverordnung
であるとなっていて,これは 67文字であるが,日本語に訳すことを試みると,これは
地所移譲許可担当委任条例
となってしまい,たったの12文字である.次の toot では,この単語の次に長いものとして載っていた単語について述べている:ドイツでも,Amtsdeutsch (役所言葉) は,schrecklich (ひでー) ということになっているが,日本の役所言葉も,別の意味ではあるが,ひどさに関しては結構いい勝負だと思う.