ゲゲゲの謎
水木の「ツケを払え」と「狂骨が暴れてぜんぶ壊れたとしても、ほうっておけ(自業自得でありお前が自分を犠牲にする必要なんてない)」という台詞はまじで「それだよ」って感じで、しかし「そうはしたくない」とすぐに返すゲゲ郎の根拠が「子供」に加えて「友達」なのが、そう……そうなんよ……友達には生きててほしいんよ……とこの自分のなかの矛盾と身勝手さ(進撃の巨人でも同じ状態になっていた)について考えてしまうわけで……そういうわけなんです……。
それはそれとして、水木というひとの怒りのかたちや理由がしっかり描かれていて「水木ならこう言うだろうという説得力」があり、キャラクター描写がしっかりしていた。水木やゲゲ郎の魅力もあって、これだけヒットしているのかと思いますが、かなり納得した。
この映画を観て落ち込む必要あるんか……!?とも思うが、めちゃくちゃ落ち込んでしまっている。なに……?なぜ……?