「現在の参議院の議員構成数の下では野党独自法案が可決される見込みは無く、現時点で絶対に通らない野党法案を審議することは、政府与党案によって直ちに実害を蒙る難民や外国籍者の直接的救済には資さなかった」(引用はともに昨日紹介したブログより)
「法案審議中、日本の難民保護政策に大変造詣の深い個人や団体の中には、内々に「修正でもやむなしとの意見に同意する」と私に個人的なメッセージをくれた人もいたが、そのような意見を公的に言うことは(私が受けたように)総攻撃の標的になるため「怖すぎてできない」と漏らしていた。要するに「リベラルでないリベラル(illiberal liberal)」というパラドックスが生み出されてしまったのである。
しかしこれでは、そもそも小さい難民保護派サークルが分断され、意味のある結果は望めない。柔軟かつ重層的で効率的な戦略作りに向けて、独善的でない意見交換を正直に行えるような真にリベラルな言論空間が保たれなくてはならない。」
「立憲民主党の一部議員の尽力もあり、政府与党側はかなり踏み込んだ修正案に合意したが、その内容では到底不十分とした弁護士や活動家、外国人支援団体からの強烈な圧力に押され、立憲の党幹部が修正案を拒否したため、衆議院でも参議院でも政府与党案が実質無修正で可決され、難民や非正規滞在者にとって最悪の結果が実現してしまった」
不十分でも"正しさ"を推したくて”よりまし"を選べないうちは、自民党の差別的法案しか通らないよ…(自民党に維新、国民がつくため)