「ある愛の詩」「タイタニック」の内容を含むので隠します
ジェニーがパリで師事することになっていたのがナディア・ブーランジェだったことにも驚いた。
私は音楽に詳しくないが、評伝「ナディア・ブーランジェ」(スピケ著、彩流社)を図書館で何気なく手に取って読み、いい先生だなあと感銘を受けて名前を覚えていたのだ。これを読んで、弟子であるキース・ジャレットの平均律クラヴィーア曲集の配信を買って聴いたりもした。
ブーランジェに教わるという機会を捨てたのか!と惜しく思ってしまって、この物語への印象が変わってしまった。
オリバーがロースクール入学を遅らせてパリについて行く方がよかったんじゃないの、その方が二人ともキャリアを身につけられる可能性があったのでは?
ジャックとローズ二人とも板に乗れば良かったのに、の件と同様にフィクションに熱く悔しがってしまう。流石大ヒット作である。