マヤ文明読みやすい。
今半分くらい読んだところ。
3割くらい?はこれまで世界や日本の研究分野や娯楽作品、日本メディアなどでどういう誤解があったかとか、著者の個人的な体験含めて解説していて、それから出土品とか地質学的な調査とかから分かるマヤ文明緒王国の歴史の解説で面白い。
ところでトルティーヤとタコスの関係が分かってなかった😂
トルティーヤ自体が野菜とか包んだ料理だと思ってた。
https://www.kurashiru.com/articles/665c2b9a-8076-473a-87cd-259efba3bebd
マヤ文明、読み終わった!
面白かった。
考古学をもとに、農民から王や貴族の生活やそれぞれの地域の全体像を描きながら、最後に現代の『マヤ』のアイデンティティや『四大文明』史観の問題点を指摘してる。すごく勉強になった。
どこの分野でもそうだけど、初期の文化人類学の問題点/偏見/多様性のなさにも触れてる。
熱い本。
この本は考古学からのアプローチなので、もう少し現代に至る歴史の知識も入れたいかも。
例えばフレイザーの金枝篇の、日本の天皇描写読むとなにこれ😂ってなったり、柳田国男の沖縄関連読むと、本土からの偏見に満ちてるわけだけど、世界各地でそういう誤解や偏見があるんだろうなと思う。
フレイザーも柳田国男も、それぞれの分野でそれまで学問になってなかったものを学問にしたから、それはとんでもないエネルギーがいることだったと思うから全部否定するという話ではない。
でも改めて、今回、あまり知らなかった分野の本読んで、私の気づいてない分野、あまり知識を得てなかった分野はいろいろあるんだろうなと思った。
佐藤究「テスカトリポカ」読んだとき、なぜ煙…?と思ってたんだけど、噛みタバコに覚醒作用があり儀式に…云々でなるほど…ってなった。
あとトウモロコシの神はなぜトウモロコシ?ってなってたけど、どういう食生活してたかの説明でなるほどって思った。
豊穣の神は東西いろいろあるし、日本神話で保食神とかあるけど、米の神様は知らないから、特定の主食の神様って珍しいなと思ってた。
エジプトだと動物の姿だし。
知らんだけであるのかな。