とりあえず基本的な知識増やそうと思ってマヤ文明の新書読み始めた。
"マヤ文明-密林に栄えた石器文化 (岩波新書)"(青山 和夫 著)
a.co/a3TgfQv

あとこの辺の創作ものももっと読みたくなって、FGOケツァルコアトルの元ネタがかなり分かる本リストに載ってた夢枕獏の『荒野に獣 慟哭す』読み始めた。
紹介されてたのは漫画の方だけど。
note.com/johannes_c7/n/n910e35
夢枕獏、一時期ハマってかなり読んだと思うんだけど、数年おきに、知らんシリーズが昔出てたことを知るというのを繰り返してる気がする😂
今改めてWikipediaの作品リスト見たらまだまだ読んでないのいっぱいある…。

マヤ文明読みやすい。
今半分くらい読んだところ。
3割くらい?はこれまで世界や日本の研究分野や娯楽作品、日本メディアなどでどういう誤解があったかとか、著者の個人的な体験含めて解説していて、それから出土品とか地質学的な調査とかから分かるマヤ文明緒王国の歴史の解説で面白い。

ところでトルティーヤとタコスの関係が分かってなかった😂
トルティーヤ自体が野菜とか包んだ料理だと思ってた。
kurashiru.com/articles/665c2b9

佐藤究「テスカトリポカ」読んだとき、なぜ煙…?と思ってたんだけど、噛みタバコに覚醒作用があり儀式に…云々でなるほど…ってなった。
あとトウモロコシの神はなぜトウモロコシ?ってなってたけど、どういう食生活してたかの説明でなるほどって思った。
豊穣の神は東西いろいろあるし、日本神話で保食神とかあるけど、米の神様は知らないから、特定の主食の神様って珍しいなと思ってた。
エジプトだと動物の姿だし。
知らんだけであるのかな。

マヤ文明、読み終わった!
面白かった。
考古学をもとに、農民から王や貴族の生活やそれぞれの地域の全体像を描きながら、最後に現代の『マヤ』のアイデンティティや『四大文明』史観の問題点を指摘してる。すごく勉強になった。
どこの分野でもそうだけど、初期の文化人類学の問題点/偏見/多様性のなさにも触れてる。
熱い本。
この本は考古学からのアプローチなので、もう少し現代に至る歴史の知識も入れたいかも。

例えばフレイザーの金枝篇の、日本の天皇描写読むとなにこれ😂ってなったり、柳田国男の沖縄関連読むと、本土からの偏見に満ちてるわけだけど、世界各地でそういう誤解や偏見があるんだろうなと思う。
フレイザーも柳田国男も、それぞれの分野でそれまで学問になってなかったものを学問にしたから、それはとんでもないエネルギーがいることだったと思うから全部否定するという話ではない。
でも改めて、今回、あまり知らなかった分野の本読んで、私の気づいてない分野、あまり知識を得てなかった分野はいろいろあるんだろうなと思った。

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話がずれるけど、こういう、最初に切り開いた学者について、その人の過ちをもって0にするような言説をときどき見かけるけど、個人的に変だと思う。
当時、新しいことをやった人だったわけで、その人の過ちも後から学問が発達してこそ…なところもあるから。
良いところだけ残して悪いところは批判していくのが学問だよね?
いつか全部否定されることもあるかもしれないけど!
まあそれこそフレイザーとかエリアーデとか、初期のこの辺のは現在ほぼ全部否定されてるかもだけど…。

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