『マッドマックス:フュリオサ』
最初になんかの果実を摘むところから始まって、その果実の種をずっと持ち続けて最後にそれを植えてその木になった実を採るっていうの、なんかこう、映画の最初から最後まで一本の線をスーッと引いたみたいな感じで良かった。映画の大河ドラマというか神話的な雰囲気を生み出す一つの要素だったかもね。
『マッドマックス:フュリオサ』
線、というと、アクションが空間に線を描くような立体的なイメージがあったね。トレーラーが螺旋状に下っていくのと、フュリオサがディメンタスを狙う弾丸の軌跡の直線が一つの空間に描かれる感じ、印象的。
『マッドマックス:フュリオサ』
砦とガスタウンを両端とする線分が大きな舞台になっていてその往復でアクションが展開される。
それに比べると、弾薬畑とガスタウンの間の移動場面がないせいか弾薬畑の場所は曖昧に感じる。3角形を描いているという感じはあまりしない、かな。
『マッドマックス:フュリオサ』
映画は見ても、記憶力が極弱なので見た端からどんどん忘れていくので覚えているうちにと思ってメモっているんだけど、
細かい話だけど、冒頭シーンでバイク軍団が自分たちの領域に侵入したのを発見したフュリオサがそのバイクに忍び寄って燃料パイプを切断する。彼らがバイク軍団に帰還して彼女らの住む緑の土地が発見されるのを防ぐために。似たような、パイプを切るか何か機械が動作しなくなるための細工をするシーンが他にもあったような気がするけどもう忘れてる。最後の方のディメンタスとの対決シーンのところでディメンタスの水筒の皮が裂かれて水が抜かれているところも共通する仕草のような気がしている。
で、そのフュリオサが逆に切れたパイプを修復する場面が映画半ばにある。爆走するトレーラーの底に隠れていたフュリオサが30cmほどのパイプの切れ端を突然手渡されると、切れた燃料パイプのところまで行って繋ぎ、第2エンジンだったかを稼働させる。その後、車内に飛び込むことになって助手席に座ったところで、突如警護隊長ジャックとの共闘関係が成立する。
というのもただの思い付きだけどメモっておく。