明日ケックスでパレスチナの映画上映会がある。すでに事前申し込みが締め切られているけれど、国際芸術祭できちんとプログラムの一つにしているのは、意味が大きいと思う。1年経ってジェノサイドが終わらないどころか、日に日にイスラエルの暴力が加速、状況が悪化している。
https://kyoto-ex.jp/super-knowledge-for-the-future/ghada-songs-of-palestine/
『ガーダ パレスチナの詩』は今みるべきパレスチナ映画だった。歴史と文化が写っている。上映前の岡さんの講演はいつもよりかなり突っ込んだ歴史の経緯が多かった。1年経っては10月17日から1年であって、48年から占領の暴力は続いている。1923年ローザンヌ条約でトルコが元オスマン帝国領を放棄し、西洋が分割支配することを日本が承認した話もあった。
今日の話を聞き、パレスチナジェノサイドへの批判の根拠として種差別の話に流れるのは、歴史と文化の破壊というジェノサイドの本質を逸らすので、やはり良くないと思った。それは私が農耕牛を調べたこととパレスチナ問題を繋げたまとめの文章を書いたもう一つのテーマだった。つまり日本のと畜には歴史的に差別の問題が関わる。種差別の思想は西洋哲学や西洋の動物感が大きい。イスラエルがパレスチナ人をヒューマンアニマルと差別し、虐殺を正当化した発言への抵抗のロジックなのだけれど、問題はそこではなく、人間の尊厳と営む文化、それらを人間が破壊している、端的に考えても暴力であることが問題だと思う。人間と家畜の歴史も人間の文化、食の歴史としてあるのだから、今日の映画を観ていても、余計と人の生活を破壊するイスラエルの暴力を私は批判する。
本当は勉強会でここまでのことを提示したかったけれど、到底無理だった。
様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。