明日ケックスでパレスチナの映画上映会がある。すでに事前申し込みが締め切られているけれど、国際芸術祭できちんとプログラムの一つにしているのは、意味が大きいと思う。
1年経ってジェノサイドが終わらないどころか、日に日にイスラエルの暴力が加速、状況が悪化している。
https://kyoto-ex.jp/super-knowledge-for-the-future/ghada-songs-of-palestine/
今日の話を聞き、パレスチナジェノサイドへの批判の根拠として種差別の話に流れるのは、歴史と文化の破壊というジェノサイドの本質を逸らすので、やはり良くないと思った。それは私が農耕牛を調べたこととパレスチナ問題を繋げたまとめの文章を書いたもう一つのテーマだった。つまり日本のと畜には歴史的に差別の問題が関わる。種差別の思想は西洋哲学や西洋の動物感が大きい。イスラエルがパレスチナ人をヒューマンアニマルと差別し、虐殺を正当化した発言への抵抗のロジックなのだけれど、問題はそこではなく、人間の尊厳と営む文化、それらを人間が破壊している、端的に考えても暴力であることが問題だと思う。
人間と家畜の歴史も人間の文化、食の歴史としてあるのだから、今日の映画を観ていても、余計と人の生活を破壊するイスラエルの暴力を私は批判する。
本当は勉強会でここまでのことを提示したかったけれど、到底無理だった。