Twitterからマストドンへ来た、新規・久々ログインの方へ
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昨今のTwitterの状況に不安感が広がっているところへ、マストドンの近況を報告する投稿をしたところ、たくさんの方にリツイート・お気に入りしていただきました。
フォローアップを何もしていなかったので、少し私の思うところを補足しておきます。
(少しと言いつつ、長いのであらかじめご了承ください……)
Mastodonは、ローカルタイムラインという仕組みがあり、誰もフォローしていない初期状態でも、そのサーバに属しているユーザーの投稿に触れることができます。
連合タイムラインでは、他のサーバの投稿も含めた、膨大な投稿が流れています。ここを普段から直接見続けるのは難しいかと思いますが、全体の勢いがわかって面白いかと思います。
このローカルや連合タイムラインから、気になった投稿にお気に入りやブーストなどのリアクションをしたり、面白そうなユーザーをフォローすることで自分のホームタイムラインに引き込んで自分だけのタイムラインを構築してみてください。
また、『はじめまして』『〜がよくわかりません』などの投稿をすると、サーバの内外から誰かが反応してくれるかもしれません。
しばらく、興味があることや、何か思うところを投稿し続けていると、なにかしらの反応が得られると思いますので、リプライやお気に入り・ブースト(リツイート)をしたり、その人の普段の投稿をみて、興味をひかれる内容であれば、フォローしてみてください。
このとき、登録したサーバとは異なるサーバのユーザーとの繋がりができることがあります。サーバを超えてフォロー関係が広がると、自分の投稿も他のサーバに届くようになり、登録したサーバとはことなるユーザー層とのつながりができてきます。
特定のサーバのローカルタイムラインだけだと、投稿の雰囲気に偏りがあったり、投稿数や人数が少なかったりして、物足りなく感じるかもしれません。
このとき、他のサーバの様子がわかれば、本当に自分にあったサーバをみつけてそこへ引っ越したり、そのサーバのユーザーをフォローすることで、サーバを移動せずに、別のコミュニティとつながっていくことができます。
サーバの中のつながりと、外とのつながり、双方を楽しめると、Mastodonを拠点とした活動の満足度が高まります。
何かを発信したり、リアクションを交わし、つながりをつくっていく中で、ホームタイムラインを充実させていくことで、自分に合ったMastodonの使い方を見つけていってください。
なお、使い方はTwitterと基本的に同じですが、投稿範囲を細かく指定したり、ネタバレ回避や注意書き付きで伏せて投稿したり、フォローを承認制(フォローリクエストをもらってから許可・拒否を判断できる)にしつつ、公開投稿とフォロワーだけに見せる投稿を同時に行うことができたりと、機能面では異なる部分があります。
こちらの『マストドン入門』記事や、
https://ryecroft21.info/mastodon/
英語になりますが、本家のドキュメントなどが参考になるかと思います。
https://docs.joinmastodon.org/
また、私もガイド的な内容をこの後にリプライとして投稿しますので、参考にしてください。
Mastodonは、多数のサーバが相互に接続して大きなネットワークを構成しつつ、それぞれが異なるテーマや特徴を持ち、運営者やユーザー層、ルールや機能がそれぞれに異なる、マイクロブログ・分散SNSサービスです。
Twitterのような使い方ができる一方で、Twitterでは得難い体験が得られるサービスとなっています。
一つには、同じ界隈の住人が集まっているテーマサーバがあり、その分野に関心の高い人が集まっているため、そこでは思う存分に自分の関心についての話をすることができます。
変に一般の人にもわかるように、引かれないように、遠慮した内容ではなく、思い切り好きな話ができます。文字数も500文字まで使えます。
一つには、ローカルタイムラインという、所属ユーザーの発言が一同に集まったタイムラインがあります。
皆の投稿を眺めたり、自分もそこに混じって投稿したり、一緒に同じものをみているという体験を共有することができるので、参加初日から楽しむことができ、関心が一致する人物をいち早く見つけることができます。
一つには、営利を目的としたサービスではないため、広告を表示したり、広告媒体として魅力的にするために、ユーザー情報を過剰に収集・分析したり、物事を過剰に目立たせるよう演出する必要がありません。
タイムラインは常に時系列順で、余計なものは表示されません。
返信がついているかどうかはわかりますが、0件か、1件か、1+件と表示されます。自分がお気に入りやブースト(リツイート)したかどうかは判別できますが、それだけです。件数は詳細を表示するまでわかりません。競争心を煽ったり、声の大きさ(賛同者の数や拡散力)に惑わされないよう、慎重に設計されています。
本当に見たいもの、本当に言いたいことだけを、自分の意思でできる、とても自由な空間です。
なお、儲かる仕組みがないので、運営費や日々の運用は、運営者・サーバ管理者(転じて鯖缶とも)の負担で賄われています。モチベーションは、自分の求める理想のサービスを設置・運用したいという強い想いです。
そのため、運営者も普通のユーザーとして参加して誰よりも楽しんでおり、運営者とユーザーが協力して事に当たる良好な関係が成立しやすいことも特徴です。
一つには、他の様々なサービスとオープンに接続されていることです。
Twitterで、他のユーザーをフォローし、フォローされ、お互いの最新投稿が行き交うように、別のサービスのユーザーをフォローし、フォローされ、やりとりすることができるようになっています。
別のマストドンによるサービスはもちろん、PleromaやMisskeyのような別の仕組みのSNS、動画サービス、ブログなど、おおよそユーザーとユーザーによる投稿などが存在するサービスであれば様々なサービスとの接続が可能です。
こうした、サービス同士が相互に接続されて一つのネットワークを形成している世界のことを、連合(federation)する宇宙(universe)と捉えて、フェディバース(Fediverse)と呼んでいます。
> 明らかに影響力のある人が指示する形で呼び掛けるのは、世の中に不快なものがあることを隠蔽したり、個人が不快なものを不快だと言うことを抑圧しようとする、一種の全体主義的な振る舞いです。
(抜粋にて、全文は参照よりご覧ください)
との指摘をいただいております。重要な視点と思いますので、一連の投稿とあわせて紹介しておきます。