ローカルのみを対象とする投稿範囲がないというのは、サーバ内でコミュニケーションが閉じるSNSにならないように意図されたMastodonの設計上の選択です。
機能自体はGlitch-socやHometownのようなフォークに存在します。
特にHometownはせいぜい数十人の小規模なコミュニティを作るためのフォークで、明確な意図があって導入しています。
Fedibirdはローカル自体がありません。
なんでもできるうようにすることは簡単で、各種の制限値も好きなだけ拡大できますが、
何をしないと決めるか、どこに制限を設けるか、というところが設計のキモになります。
@noellabo この項に記述されてる事ががMastodonの真骨頂ですね。
故に管理者ができる事が多すぎて大変な所です😅
Mastodonは、Twitterのいくつかの課題に対して、分散SNSという仕組みで解決を試みています。
Mastodonとしては、Twitterのクローンとなる大きな単独サーバを作るつもりはないので、一つのサーバで全てを賄うのではなく、多くのサーバに分かれて、それが全体としてうまく機能するように設計しているというわけです。
ローカルに閉じた公開範囲がないのも、初期設定が『公開』となっているのも、そういう軸があってのことです。
ただし、MastodonはAGPLでライセンスされるソフトウェアで、創始者の設計意図とは異なる実装を行う自由がありますし、
分散SNS / Fediverseはプロトコルを基盤とする世界で、Mastodonはその実装の一つでしかありません。
ローカルに特化したフォークやサーバがあってもいいし、Twitterクローン、あるいはTwitterそのものが接続してきてもいいわけです。