この本を読もうと思ったのは、導入の参議院選挙パートで、本人の預かり知らぬところで選挙に担ぎ出そうとして有吉佐和子にぞっとされる菅直人を読みたかったからです。
読めば分かるのですのが、有吉佐和子はほとんど外見描写をしないのですが、わざわざ(ハンサムだったが)と書かれてんですな。満足!
冒頭の選挙パート、名前書いときゃ分かるだろと言わんばかりに、なんの説明もなく、市川房枝、青島幸男、紀平悌子、野坂昭如、石原慎太郎、横井庄一、吉武輝子といった面々が出てきて、その後の展開には関わりがないので、そういった意味でも、今読むのは厳しいですね。
第10回参議院選挙の結果(果たして市川房枝は当選したのか)は、Wikipediaを見ましょう。いい時代!