『ヴァチカンのエクソシスト』を見た。
たぶん、これ、懐かしい感じがするな。嵐の夜で、画面が始終暗いよ。ガラスが凄い勢いでバリンバリン割れる。
スペインの修道院跡の修復作業を行なっていたら地下にとんでもないものが隠されており悪魔が復活し、そこに教皇直属のエクソシストが派遣される、という話。
応援も呼ばずに単身でぐいぐい進んでいくので、エクソシスト部門って人員不足なのかなと思いました。
ガタイのいいベテラン神父と生真面目でシュッとした新人神父の即席バディもので、だいぶクセになりますね。ベテラン神父さまがベスパで移動してるのは(ちょろっとしかなかったけど)、イイですね!イイですね!
#映画
近世スペインの異端審問を、さりっと悪魔の所為にしやがったぞ。悪魔の仕業、悪魔の仕業かあ、うーん。
でも、ベテラン神父さまは、「何でもかんでも悪魔の仕業じゃないよ」と言っていました。ベテラン神父さまの第一声が「医者には診せたのか」っていうのが、とたも良かった。
で、「98%は人間の領域だ」と。残り2%が悪魔とか神様の領分、結構確率高いですね。
悪魔は過去の罪とか罪悪感に付け入ってくるので、あらかじめ罪を告白しておくのが対処法で。
これ暗に、というか割と直球でカトリックへの提言になってないかな。罪を隠蔽するとそこに悪魔が蔓延るので、直視して晒け出すのが対処法だと。