酷いことを言った自覚はあるけど、言ってしまったことを今更撤回も出来ない。ひとしが本当に女の子を抱いてきっと柔らかいであろうその身体に触れたらもう2度と自分には触れてくれないだろうなって思ってるざわさん。切ない。
ベッドの上でぼんやりしてたけど、身体を起こしてリビングにそっと行ってみてもそこには誰も居ない。
出て行ったのか。それとも緊急の呼び出しか。
飼い猫の黒猫だけが「どうした?」って顔で擦り寄ってくる。
普段はクールなやつなのに、こういう時は寄ってきてくれるんだなって思いながら頭を撫でてあげるざわさん。
今後、ひとしと別れたらこいつはどうするのかなぁ。可能なら俺が引き取りたいな。あいつは現役ヒーローで忙しいだろうし、あいつのそばにはきっと誰かがいるだろうから、やっぱりこいつは俺が引き取りたい…って部屋のソファに座ってぼんやりするざわさん。
この部屋だって、出て行くのは俺のほうがいいかなって考えてたら玄関が開く音がするのであった…。
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