リビングの扉が開いて、そこには少し疲れた顔をしたしんそくんがいた。要請があったわけではないらしい。とりあえず無事な様子を見て安堵の息を吐くざわさん。喧嘩してそのまま…なんて考えたくもないことだって。
「…おかえり。……俺の言葉で嫌な思いをさせたならすまん。でも、俺は」
「俺は、しょうたさんに身も心も捧げるつもりでここにいます。叶うならしょうたさんの身も心も全部欲しいけど、しょうたさんがまだダメだって言うなら、良いって言うまで待ってますし、…待たせてもらいますから」
まっすぐざわさんの目を見てそれを伝えるしんそくん。強気だけど手が震えてるね。
これを伝えたくて寒い外を歩いて頭を冷やしていたみたいだけど、ざわさんを目の前にしたらやっぱり難しいね。
「女の人はいりません。欲しいと思ったこともない。俺が欲しいのはしょうたさんだけだから」
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