今日は『歌われなかった海賊へ』を読了した。
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015611/
『同志少女よ、敵を撃て』の著者の二作目でナチスに抗った若者たちの話とだけ把握していたので、同性愛者としてナチ政権下を生きることをもしっかりまなざした物語なんだと途中でわかったのは嬉しいおどろきだった。べつのグループと焚き火を囲むシーンが特によくて、ここだけでも読んでほしい(単行本133㌻〜)。
それに話のベースが現代であることの意味も重い。二度と過たないためには歴史を直視し語り継ぐ必要があるけれども、例えば今の🇩🇪政府の🇵🇸へのひどい対峙の仕方ひとつとっても、それがいかに困難なことかを示しているようで…けれど抗い続ける人も、学んで変わる人も、継承する人も、いつも私たちの中から現れる(と、信じていいよね…?)
#ここにもクィアエンタメ部
#におbooks
私が求めすぎなのかもしれないが『鋼鉄紅女』や『大いなる自由』を経た私なので…そこはさぁ!!! となるしかなかった 次作に期待します