https://note.com/yatima/n/nf1bb8a284777
o3 low(tuned)がARC-AGIをあんなに解けるのは、計算量でカバーしてるだけでは説明できないので、人間と異なる異質な汎用知能なのでは、という考察。
しかしこれには異を唱えたいな。提示された情報を紐解けば、やっぱり計算量でカバーしてるだけだと推測できるので。
ちなみに、o3 high(tuned)の計算コストは非公開だが、o3 low(tuned)の172倍の計算量を投入しているので、単純計算で100問解くのに5000万円くらいかかっている。それでも正答率は87.5%止まり。
計算量はlowの172倍なのに、実計算時間は10倍の23時間に留まっているが、これは並列実行したことによる時短だと思われる。というか、24時間以内でタスクが完了するように逆算して、計算リソースを割り当てたと予想される。
次に、ARC-AGI semi private 100問で75.7%や87.5%という正答率は本当に凄いのか?という点についても再考が必要。
実際やればわかるけど、ARC-AGIの問題は難しくない。難しめの問題でも、落ち着いて考えれば5分もあれば分かる。一般的なIQテストとは全然違う。平均的な(それこそIQ=100程度の)人間が、ちゃんと時間を与えられて、真面目にやれば、ほぼ100%正答できる問題だと思う。
ARC Prizeの言う、平均的な人間の正答率が73.3~77.2%程度というのは、あくまで、Amazon Mechanical Turkのクラウドワーカーに、1問5ドルで委託した場合の平均正答率でしかない。5ドルぽっちの報酬で、しかも間違えても別に罰則はないようなタスク、誰もが真面目に全力でやりますかね、という。