【新刊出ます】
5/19新刊『蜜蜂よ、夜々を遊行せよ』B6、190ページ、2200円
インド世界幻想文学
聴け、物語りの不滅を、聴け──
幻想の南アジア亜大陸を、イギリス東インド会社に劫掠される史実の十八世紀インドを語りながら旅する語り部行者。かれは罪を犯したために死んだ伴侶のしゃれこうべを持ち、浄化のために雫の島・ランカー島を目指す。
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文学フリマ東京38WEBカタログ(え-69)
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男性主人公だと作者としてはつねに「ほーん?」というちょっと引いた感じで書いていけるので精神は穏やかだったのですが、最終章(「物語りの不滅」、スリランカ編、シナモン剥ぎと悪霊の話)が、前作25万字のつらみをこの章1万字に凝縮しましたョっていうBLで、情緒がめちゃくちゃになりました。
それ以外の特徴的な点:
・百合とえっちなシーンは前作『征服されざる千年』など百合作品よりは少ない
・でも濃いのがぽこっと入ったりします、安心してください
・人体損壊のシーンが何回もありますが、グロとして面白いわけではない
・南アジア世界の文化、芸術、染織、建築を文体に織り込みました
・エンタメではないです、安心してゆっくり文章を味わってください
・わかりにくいです、安心してゆっくり文章を味わってください