#自衛隊援農史
文字通りの薄い本(=同人誌)、私には大変面白い。太平洋戦争で農家が働き手を奪われた50年代、若い働き手が都市へ流出して農繁期の人手不足が深刻化した60年代、機械化が進んで援農ニーズが失われてきた70年代、など時代による変遷が。
思い出話として、朝日新聞に元隊員が語った「援農を通じて自衛隊が地域に根付いていった面があった。農家の娘さんと結婚した隊員も一人や二人ではなかった。」と。
面白いねえ、久しぶりに同人誌を買ったら当たりだったので嬉しいです。
さて、ここから別の話をします。およそ四半世紀にもなってしまいますが、公務員たたきが流行った時代がありました。地方公務員に行儀と常識を覚えさせるという名目で、デパートでの研修などをさせていたのをご記憶の方も多いでしょう。テレビニュースで彼らが客に頭を下げる姿に庶民の溜飲は下がったのかどうなのか。
とある研修で地方公務員の方々と話したとき、その後の話を伺いました。デパガの方々と研修員とのご結婚が相次ぎ、男性店員の皆様からの抗議によってこれらの研修は下火となったそうです。おめでとう!おめでとう!おめでとう!
#自衛隊援農史
初期の援農の記録に、八路軍との戦闘で学んだ「民事」(住民との関係を保つことで戦況を有利にする)の大切さから発想されたものがある、というところは興味深く読みました。装備は劣っていたが、日本軍が疎かにしていたそこに彼らは長けていたと。(なお八路軍は大伯父の手記に恐ろしい存在として出てくる。)
看板に偽りあり、おおむね耕してない。田植えと果樹の受粉作業。おお、マメコバチの利用が人力に代替されてる(ワクワク) #読書 #自衛隊援農史