秋葉原書泉に十数年ぶりに行って買ってきた本がこれ。書泉さん、同人誌委託はいつ頃始めたのですかねー。引用文献に農業技術研究所報告があるぞ!絶対面白いに決まってる。

秋葉原書泉の感想としては、本屋でしかできない体験として作家さん生原稿があちこち吊るされ、グッズも充実。一方レジは完全自動化。本屋の経営の未来を見る気がしました。

おばさんもう恥ずかしくて、かわいいコスプレ女子も訪れる漫画コーナーとか長逗留できなくなってる。鉄コーナーとミリオタコーナーでホッとしていていいのかと思うが高齢者と地味な若者しかいなくて落ち着くんですよ。


文字通りの薄い本(=同人誌)、私には大変面白い。太平洋戦争で農家が働き手を奪われた50年代、若い働き手が都市へ流出して農繁期の人手不足が深刻化した60年代、機械化が進んで援農ニーズが失われてきた70年代、など時代による変遷が。

思い出話として、朝日新聞に元隊員が語った「援農を通じて自衛隊が地域に根付いていった面があった。農家の娘さんと結婚した隊員も一人や二人ではなかった。」と。

面白いねえ、久しぶりに同人誌を買ったら当たりだったので嬉しいです。

さて、ここから別の話をします。およそ四半世紀にもなってしまいますが、公務員たたきが流行った時代がありました。地方公務員に行儀と常識を覚えさせるという名目で、デパートでの研修などをさせていたのをご記憶の方も多いでしょう。テレビニュースで彼らが客に頭を下げる姿に庶民の溜飲は下がったのかどうなのか。

とある研修で地方公務員の方々と話したとき、その後の話を伺いました。デパガの方々と研修員とのご結婚が相次ぎ、男性店員の皆様からの抗議によってこれらの研修は下火となったそうです。おめでとう!おめでとう!おめでとう!

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初期の援農の記録に、八路軍との戦闘で学んだ「民事」(住民との関係を保つことで戦況を有利にする)の大切さから発想されたものがある、というところは興味深く読みました。装備は劣っていたが、日本軍が疎かにしていたそこに彼らは長けていたと。(なお八路軍は大伯父の手記に恐ろしい存在として出てくる。)

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