@satomuch ほんとその通り。
根っこの部分は変わらないし、それが具体的な制度として温存され続けてきたのです。
そして、さらにそれを拡張しようとしている。

@lovesausage 外圧に弱かった部分も、イスラエルの蛮行を止められない（賛同してる気すらする）西側諸国という構図が今まで彼らの唱えてきた「人権」が「白人のためのものだった」ということを露呈させちゃってもはや外圧足り得ないし、自国内で解決させるしかないんだよね。超ハード。

@satomuch マジで。
だから、民族的・国籍的マジョリティの人らが頑張らんとどうにもならないんすよね。

@lovesausage 本当そう思う。が、それもあんまり期待できないから、人口の半数を占めるエスニックマジョリティかつマイノリティでもある女性含めたジェンダーマイノリティがフェミニズムを武器に連帯して戦わねば〜と思うんだけど、今だにお千鶴を有難がっているようじゃ先は長すぎ〜とも思い。頑張るけども。

@satomuch おっしゃる通りで。マジでフェミニズム大事っすわ。
「自分が変われば世界が変わる」的なクソビジ本の文脈からはるか遠く離れた意味で、マジですべてのみんなが、世界を変えるために自分を変えなきゃいけない。

@lovesausage そこら辺、ヤングの方が全然分かってる感じがする。やっぱりリベラルっつっても、まだまだ善意や視野の狭い正義でどうにかなると思ってる節あるから「そういうことではない✋」と言って回りたい気持ち。

@satomuch 「正義」をガチで考える必要がある気がします。ロールズから。
前も言った気がするけれど。

@lovesausage そうだね。正義の再構築必要。あと、おかしくなってしまった言葉を正しく取り戻して行くことも必要だと思ってる。
やっぱり言葉が壊れると社会が壊れると思う。

@lovesausage @satomuch 正義をガチで考えると、功利主義を疑わなければならないですね。功利主義だと簡単に1万人を生かすために100人を殺しがちです。

@gorn_ja @satomuch ロールズの議論はいかに功利主義によらず正義を確立するかという観点から(も)なされています。
彼はカントの規範倫理学に多大な影響を受けているので。
一方で、正義を形而上的な何かとしてはとらえず、あくまで政治的なものとして考えている点ではカントとも異なっています。

功利主義の最新バージョンのひとつがいわゆる長期主義(ロングターミズム)ですが、これはざっくり言うと「短期的に考えるのではなく、長期的視野のもとで効用を最大化するよう行動すべきだ」というもので、今目の前の難民を支援するよりも火星植民事業に投資する方が10,000年後の人類にとっての利益になる、というなんとも無茶な話に陥っており、それがイーロン・マスクをはじめとする一部のテック封建領主の行動指針にもなっているんですけれど、これを見ても功利主義における「効用」という概念それ自体がいかに問題含みか明らかなように思えます。

@lovesausage @satomuch 長期主義は無茶すぎますね。そもそも、実現性自体すら怪しくなってますし。

@gorn_ja @satomuch
つまり、「効用」という概念は時間という観点から見ると自壊してしまうのです。実際問題として、かなり広範な現象がランダムに生じうる現実のなかでも、ある行いの効用のほどを間違いなく正確に測定しうる超越的な理性みたいなものを想定しないかぎり、なにも判断できないわけで。
ロールズ正義論のいいところは、正義を多様な複数の主体間で結ばれる契約のモデルで考える点です。彼は「善」と「正義」とを分けて考えるんですけれど、「善」はざっくり言ってしまうと人それぞれの信ずる信念みたいなもので、形而上的なものでもありうるし、必ずしもすべての人に理解可能なものでもないのですが、一方の「正義」は、さまざまな「善」を志向する多様な人々が、同じ社会で暮らしながらも互いにそれぞれの「善」を追求することを妨げないための一種の相互不可侵条約みたいなものなんですよね。ロールズはそういう多様なプレイヤーが多様性を保ちながら協働する社会が正義にかなった社会だと考えた。だから一言でいうと、「公正としての正義」になる。
日本の正義フォビアは、ロールズに言わせると、
善と正義をごっちゃにしてるから起こる話なんだと思います。