パレスチナの作家であり「We Are Not Numbers」の共同設立者でもあったRefaat Alareerさんが亡くなったことを知る。12月7日の空襲によって家族ぐるみで殺害された。無数の「テロリスト」のひとりに数えられてしまった。

Refaat Alareerさんは「If I must die」という詩を2023年11月1日にSNSに投稿していた。以下、日本語に訳しておく。

僕がもう死ぬしかないのなら
君はもう生きるしかない
僕のことを語り伝えてほしい
僕のものを処分したお金で
布切れと凧糸を買ってほしい
そうして(それを白く高くたなびくようにして)
ガザのどこかでひとり
天を見上げる子供が、
火だるまになって消えた父親を
だれにも
自分自身の体にさえも
別れを告げずに
消えてしまった父親の帰りを
待ちわびる子供が、
その凧を見て
君の作った僕の凧の
天に舞うのを見て
ほんの束の間
それを天使と思うはず
愛を返しにきてくれたと思うはず
もし僕が死ぬしかないのなら
それが希望となりますように
それが物語となりますように

https://mimei.maudet.net/4150

この詩を投稿したパレスチナの詩人Refaat Alareer(レファト・アラレア)は、ガザ空爆で殺された。
twitter.com/itranslate123/stat

「私が死なねばならないなら、この物語を語り継いでほしい」
If I must die
let it bring hope
let it be a tale

覚えて、語り継ごう。

国連総長は約50年ぶりに国連憲章99条発動で安保理に働きかけた。だが米国の拒否権発動で停戦決議は流れた。

せめて、この詩が人々に届いてほしい。

下記はRefaat Alareerの死を伝えるGuardianの記事。
theguardian.com/world/2023/dec

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Refaat Alareer氏に関する補足

詩を日本語で読みたい人向け
mimei.maudet.net/4150

ガザで開催されたTEDxでの講演 "Stories make us"
youtu.be/YsbEjldJjOw

Refaat Alareer氏はイスラエル軍から殺害予告の電話を受けた。意図的な殺人か。
twitter.com/Gaza_Shaheed/statu
"Refaat はイスラエル情報部から電話を受け、避難先の学校で彼の居場所を突き止めた。彼らは彼を殺すつもりだと告げた" [参照]

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