パレスチナの作家であり「We Are Not Numbers」の共同設立者でもあったRefaat Alareerさんが亡くなったことを知る。12月7日の空襲によって家族ぐるみで殺害された。無数の「テロリスト」のひとりに数えられてしまった。
Refaat Alareerさんは「If I must die」という詩を2023年11月1日にSNSに投稿していた。以下、日本語に訳しておく。
僕がもう死ぬしかないのなら
君はもう生きるしかない
僕のことを語り伝えてほしい
僕のものを処分したお金で
布切れと凧糸を買ってほしい
そうして(それを白く高くたなびくようにして)
ガザのどこかでひとり
天を見上げる子供が、
火だるまになって消えた父親を
だれにも
自分自身の体にさえも
別れを告げずに
消えてしまった父親の帰りを
待ちわびる子供が、
その凧を見て
君の作った僕の凧の
天に舞うのを見て
ほんの束の間
それを天使と思うはず
愛を返しにきてくれたと思うはず
もし僕が死ぬしかないのなら
それが希望となりますように
それが物語となりますように
Refaat Alareer氏に関する補足
詩を日本語で読みたい人向け
https://mimei.maudet.net/4150
ガザで開催されたTEDxでの講演 "Stories make us"
https://youtu.be/YsbEjldJjOw
Refaat Alareer氏はイスラエル軍から殺害予告の電話を受けた。意図的な殺人か。
https://twitter.com/Gaza_Shaheed/status/1733107761037078879
"Refaat はイスラエル情報部から電話を受け、避難先の学校で彼の居場所を突き止めた。彼らは彼を殺すつもりだと告げた" [参照]