これもやっぱりある種の投影同一化(または投影同一視)の事を言っているんだと思う。

黒人への差別や分断は、黒人の問題ではなく、白人の問題なのに、恰も黒人の問題であるかのように扱われる。白人の方のニーズがそれを起こしていると言うのに。

この見方は、すべての差別に適用できると思う。差別されている方の問題のように扱われるけれど、本当は差別している方の内心で起きていることに問題がある。「幸福そうにしているアンタは本当に幸福なのか?」という話。

fedibird.com/@zpitschi/1098623 [参照]

これ、すべての差別や侵略などに応用できると思うけど、今ウクライナで起きていることは、「ウクライナの問題」じゃないんだよね。

ロシアの問題だし、
だったら、
何でロシアが
ウクライナをシリアをチェチェンを
必要としたのか、
それをロシアが考えることでしか、
未来は開けないんだよ。

そして世界はそれを
ロシアに考えさせることや
人類が何故それを必要としてしまうのかを
考え続けることでしか、
世界の未来も開けない。

「ウクライナの問題なんだから
ウクライナが何とかしてよ」
って訳にはいかないんだよ。

DVで言えば、
DVの問題は、
単なる被害者を救済するための
被害者のための問題じゃなくて、
狭く言えば加害者の問題だし、
そう言う加害者が後を絶たない
社会全体の問題なんだよ。

fedibird.com/@zpitschi/1098640 [参照]

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この、ウクライナで起きていることがウクライナの問題であるかのような詭弁、広く罷り通っている気がするけれど、考えてみたら、「統一教会の問題」を、「統一教会の被害者の問題」であるかのようにいつの間にかすり替えているのもそれだよな。救済はもちろん必要だけど、いつの間にか可哀想な人たちを助ける話にすり替わって、その可哀想な人たちを生んだ原因から目を逸らさせられる。

未成年の子どもに何らかのメンタル上の問題が起きた時に、子どもを見るより、親の治療または家族の治療に視点を向ける家族療法的な考え方が有効なのもそれだし、

私が「子どもの問題で相談に来た」人がいたら、子どもを無理に連れてくるよりもいらした親御さんが面接受けた方が良いと勧めるのもそれ。もちろん子ども本人が治療を求めている場合は、それはそれでやったら良いと思うけど。

それって家族療法的には普通のやり方な訳だけど。家族の中で最初に相談に来た人は、ファースト・クライアントと呼ぶ。その人が問題があると訴えている当該の子どものことは、アイデンティファイド・クライアントと呼ぶ。家族の中で、「この子の問題だ」という話にされている人という意味ですね。そう言う家族内の力学が働いていると。

私が習ってたのは主にシステムズ・アプローチだったので、他の考え方もあるんだろうけど。

今は家族療法は私はやっていないけど、私の考え方のベースにはいつもある。

もっとももちろん家族療法は犯人探しをするのではなく、問題をシステムの問題として取り上げるけれど、統一教会やプーチンや白人は、やはり「犯人」なので、あんまり一緒に論じちゃうと誤解を招いちゃいますけどね。


小学校6年生の時、親が懇談で担任から「この子はほっとくと自閉症になりますよ(半世紀近く前なのでそういう認識)」と注意されて帰ってきて、「この子はほっとくと自閉症になると言われた!」と私に言い、当時既に高校の姉が「ジヘイ!ジヘイ!」といってはやし立てて私がしょんぼりするのが楽しそうにしてたから、
担任が親に対し注意したのは、まさに親に対して注意したのであったろう、と思っています。
問題は家庭、あなた方の育て方、環境なのですよ、と。

「おまえが悪い」と言われたら気分が悪いから、「いじめられた側に責任がある、いじめられるようなことをするからだ」みたいな。

よく私、生き延びてきたなぁ。

@YoMorimoto

半世紀前だからまぁ仕方ないけど、そもそも自閉症の場合は家族とか環境とか関係ないし、色々混乱してますね。

それにしても担任が伝えたかったのは「そのような普段の反応こそが、お子さんを追い詰めていると言う事を少し考えて欲しい」と言う意味だったんだろうけど、よくあることだけど、親が何か悪い事を責められたとか、犯人探しすべし!とか言う発想にしかならない場合には、考えることもできずに、いきなり犯人を子どもに転嫁して、辛い言葉を投げつけてしまうことになるんですよね。

そのもっとも気の毒な例として、私は以前にお子さんが発達障害の診断を受けた知人が、そのお子さんにその言葉を投げつけるように言ってしまって(親子喧嘩の際の子どもへの罵倒に使った)、結果としてお子さんが自殺された例を身近に知っています。もちろん、そうなってしまったら、子どもに死なれたお母さんの方も気の毒過ぎて、本当に言葉を失う出来事でした。お母さんは大学院の時の同級生だったのですが、そのあと学校も辞められました。

本当によく生き延びられましたね。

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