これまでテレビとかのリアタイはtwitterに持っていっていたけれど、録画でしか見ていないものはこっちに持ってこよう。2/12深夜〜の で放送された、ドリーブの歌劇「ラクメ」、先ほどようやく録画を見た。

nhk.jp/p/premium/ts/MRQZZMYKMW
去年の10月4・6日 パリのオペラ・コミック座での上演。

私が全曲を聴いた(見た)のはこれが最初。ただ、タイトルロールのアリア「鐘の歌」はコロラトゥーラ・ソプラノのアリア集に単独で取り上げられることが多い(グルベローヴァのデビュー盤の1曲目もこの曲だった)し、他に第1幕の「花の二重唱」は色々な所でカバーされたりCMで使われたりしてるので、知っている人も多い筈。

オケはラファエル・ピション指揮のピグマリオン、基本的にはピリオド楽器の使い手の筈だが、木管はモダン楽器を使っていた。金管と打楽器はピリオド楽器というアマルガム編成。1883年初演の作品だし、あまり古楽然とした音に拘る作品でもないとは思うが、ナチュラル・ホルンやティンパニのサウンドが効果的ではあった。

(続く

ドリーブ「ラクメ」続き:

「鐘の歌」に限らず、全体的にタイトルロールへの負荷が非常に高い作品。最高音域を多用する箇所が多いだけでなく、出番がなかなか途切れない。それでもサビーヌ・ドゥヴィエルの歌唱は最後まで安定して立派。出演者では他に、ラクメの父親であるニーラカンタ役のステファヌ・ドゥグーが迫力のある歌唱で、終演後にひときわ盛大な拍手を受けていた。

演出もインド側の配役に白系、イギリス側の配役に黒系の色彩を与えたモノクロームに近い舞台構成だが、非常に整理された演出になっていた。

全体として、この歌劇の質の高い上演として幅広く薦められる上演だったと思う。

2/12の はこのあと「3大テノールコンサート」とカラヤン指揮のヴェルディ「レクイエム」とかなり古いフィルムを持ってきた。既に何度か見ているので今回はレポートは省略。

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