田崎英明の新著『間隙を思考する グリッチ・コミュニズムの方へ』(以文社)が刊行され、ご恵投いただいた。内容は『福音と世界』連載と連載前の数本の掲載物、さらに他誌で寄稿された「現代思想としてのマルクス主義 1」と語り下ろしの「2」も併録。

連載は、項目ごとの30分授業みたいな感じで、リーダブルなブックガイドと論点を展開するものだったけれど、24回分が集まると、なんだか労働と身体、物質、暴力と主体、情動、資本主義と時間などの論点で思弁が渦をなしたようになっている。
気の利いた要約的なことを言おうかなと思って読んでいたんだけど、面白くなって数日間魅入られたようにはまってしまっていた…。

書き下ろしを含む「現代思想としてのマルクス主義」が本の中で補助線のように配されているので、このテキストによって連載にも別の骨子が与えられ、最近のイシューへの言及も増えている。

できれば人とわいわい言いながら読みたいんだけど、輪読会とか誰かやらないかなー。

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ポップカルチャーや音楽ネタがありそうなのでポプミ会ありなのではと若干ふんでます

届いたらちょっと見てみて検討します…!

が、音楽はついでにちょっと出てくるだけ感もあるしなー。田崎がチェックしてる音楽論などがわかるのは面白いが。

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