どう似ているんだろうな。神の国建設は「抵抗」じゃない筈なのだけど。でも私、今もこの感覚をクリスタリウムに行く度に感じる。恐らく「世界を照らす闇」のメロディから直感したことなのだろうと思うのだけど……。
神の国建設は、いつか千年王国が現実のものとなる日が来る……とはいうけれど、イエス・キリストの時代から今まで、まだ完成を見ていない。建設は始まっているけれど完了していないんだよね。
そして我々は……という言い方で良いのか分からないが、とにかく神を信じる者は、この神の国に住まう者として、国の完成が近づいてきつつある中を生きている。
このような漸近的な希望のあり方がクリスタリウム的に思えたのだろうと思う。今すぐ罪喰いに打ち勝つのは無理、それでも抵抗を諦めない、安全や幸福を諦めない、少しでも死守し、少しでも明るくしていく……というそのありよう……。