『反逆の神話』の二番煎じみたいな本の自己宣伝を見かけたので、『反逆の神話』読んだときのツイートをまとめておきます
電車で読んでる文庫版『反逆の神話』、「カウンターカルチャー運動にきわめて特徴的な自己過激化」として、「究極のオルタナティブ音楽のアルバムは一九七五年にすでに発表されていた。ルー・リードの『メタル・マシーン・ミュージック』」とあり、あれを「究極」にしちゃうお上品なものさしに苦笑。この本の「カウンターカルチャー運動」概念ガバガバすぎ。
『反逆の神話』やっと読了、「結論」章に「富や教育などの「優位性」の分配を批判することは、資本主義を批判することと同義ではない…左派批評家が資本主義の重大な欠陥としていることのほとんどは、実際には市場の失敗の問題であって、市場がしかるべく機能していた場合の結果ではない」とあって唖然。
その直前に「現代経済を組織する方法は次の二つ。(旧ソ連の経済のように)官僚制の産物である集権的なシステムか、さもなければ生産者が市場取引を通じて成果を得るよう図る非集権的なシステムのいずれかだ」とあり、こういうイメージで「市場」を把握していることがわかる。なんか般教の教科書みたい。
(つづく)
過去ツイートを読み返してみると、やはりダメダメの核心点は
「左派批評家が資本主義の重大な欠陥としていることのほとんどは、実際には市場の失敗の問題であって、市場がしかるべく機能していた場合の結果ではない」
というところですかね。
直対応的に言っても、直接的生産過程どこ行った?