仲俣さんの投稿は往々にして「出版業界人がどの世界しか見てないか/見えてないか」を明らかにしてくれるのよね。業界の仕組みを適正化する必要があるのは確かにそうだけど、文フリに来て散財できる人というのは「文フリに来て散財できるだけの経済的/心身的余裕がある」というだけのことでしかなく、残念ながらそのような者の割合は世間一般からしたら数%程度で、根本的な解決を図るなら社会全体の貧困や各種課題をどうにかしないとならない、という点が基本的に抜け落ちている。
入場料1000円+電車&モノレールの交通費+本の購入費を賄えること、そしてあの大混雑する会場をスムーズに移動できる身体を持っているということ。少なくともここをクリアしなくてはならず、この壁は出版業界人が想定するよりも遥かに高い。
https://x.com/solar1964/status/1863690108362428769?s=46&t=chyQfs6W2RfeREPFeTQ2mA
パイの総量を増やすこと、そしてそれをいかに分け合うか。これを試行錯誤していけるプレーヤーの数が増えないと社会は痩せ衰えていくわけでして。